特集 ポストコロナ時代の感染症診療
第II章 感染症診療各論
[3]頭頸部感染症
2 急性中耳炎
山本 修子
1
,
守本 倫子
1
1国立成育医療研究センター小児外科系専門診療部耳鼻咽喉科
pp.76-80
発行日 2023年3月23日
Published Date 2023/3/23
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000130
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Summary
1.鼓膜所見や発熱の程度等から重症度を判定し,抗菌薬の必要性を判断する.
2.肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)とインフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)が二大起因菌で,抗菌薬はアモキシシリンが第一選択である.
3.低年齢を中心にHaemophilus influenzaeの耐性菌株が増加しており,細菌検査の結果に応じて抗菌薬を変更する.
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