特集 認知症を取り巻く現状:バイオマーカー、根本治療薬ってなに?
認知症研究の最前線 世界はgame changerを待っている Alzheimer病に関連する脳脊髄液バイオマーカーとATN分類
春日 健作
1
1新潟大学脳研究所附属生命科学リソース研究センター 遺伝子機能解析学分野
キーワード:
Alzheimer病
,
バイオマーカー
,
髄液
,
分類
,
リン酸化
,
Tau Proteins
,
神経原線維変化
,
タンパク質アイソフォーム
,
髄液検査
,
Amyloid Beta-Protein (1-42)
Keyword:
Protein Isoforms
,
Classification
,
Biomarkers
,
Cerebrospinal Fluid
,
Neurofibrillary Tangles
,
tau Proteins
,
Phosphorylation
,
Alzheimer Disease
,
Amyloid Beta-Protein (1-42)
pp.599-604
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2022195226
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<Headline>1 臨床的にAlzheimer病(AD)と診断されても病理学的にAD病理変化を認めない症例が約20%存在し、認知正常であってもAD病理変化を認める症例が30~40%存在する。2 臨床症状からAD病理変化を想定することが容易でないことが臨床試験の障壁となっていた。3 バイオマーカーを組み合わせて生前にAD病理変化を評価するATN分類は、臨床研究の推進に重要である。
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