特集 コモンディジーズとしての骨粗鬆症診療
骨粗鬆症に対する薬物治療とその実際 骨粗鬆症に対する薬物療法の考え方
宗圓 聰
1
1そうえん整形外科骨粗しょう症・リウマチクリニック
キーワード:
Steroids
,
骨粗鬆症
,
骨粗鬆症-閉経後
,
リスク評価
,
骨密度維持剤
,
骨折-骨粗鬆症性
Keyword:
Steroids
,
Osteoporosis, Postmenopausal
,
Risk Assessment
,
Osteoporosis
,
Bone Density Conservation Agents
,
Osteoporotic Fractures
pp.1187-1192
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020380033
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<Headline>1 骨粗鬆症の治療目的は骨折の予防であり、一般的に70歳以上の年代では大腿骨近位部骨折、それ以下の年代では椎体骨折の予防を目的とし、骨折抑制効果のエビデンスに基づいて薬剤選択を行う。2 骨粗鬆症の治療目標は骨密度が骨粗鬆症領域を脱することとされ、治療開始から3~5年で目標を達成できる確率が50%となるような薬剤選択が必要である。3 骨折をきたした症例に対しては、骨折後1ヵ月で次の骨折リスクは最大となることから、二次骨折予防を考慮すれば可能な限り早期より薬物療法を開始すべきである。
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