骨折予防を目指した積極的な骨粗鬆症診療
骨折の一次予防を目指した治療戦略
細井 孝之
1
1国立長寿医療研究センター 臨床研究推進部
キーワード:
一次予防
,
健康増進
,
骨粗鬆症
,
集団検診
,
法律
,
診療ガイドライン
,
リスク評価
,
骨密度維持剤
,
骨折-骨粗鬆症性
Keyword:
Health Promotion
,
Mass Screening
,
Legislation as Topic
,
Osteoporosis
,
Primary Prevention
,
Practice Guidelines as Topic
,
Risk Assessment
,
Bone Density Conservation Agents
,
Osteoporotic Fractures
pp.613-617
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013155547
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骨粗鬆症による初発骨折予防は脆弱性骨折連鎖の引き金を引かないために重要であり,骨粗鬆症またはそれ以上の骨折リスクを有する場合には積極的に薬物治療を行うべきである.そのためには骨密度測定が必須であるが,その必要性や意義に関する啓発がなければ実施が不可能である.この啓発は患者本人に対するものに加えて医療者に対しても必要である.骨粗鬆症検診の活用が望まれるが,受診率の向上や検診後のサポート体制などに課題がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2013