特集 コモンディジーズとしての骨粗鬆症診療
骨粗鬆症に対する薬物治療とその実際 抗RANKL抗体製剤
大野 久美子
1
,
田中 栄
1東京大学医科学研究所附属病院 関節外科
キーワード:
Steroids
,
骨粗鬆症
,
骨粗鬆症-閉経後
,
骨密度
,
細胞分化
,
破骨細胞
,
服薬アドヒアランス
,
Denosumab
,
休薬
Keyword:
Cell Differentiation
,
Bone Density
,
Steroids
,
Denosumab
,
Osteoporosis, Postmenopausal
,
Osteoporosis
,
Osteoclasts
,
Medication Adherence
pp.1209-1213
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020380037
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<Headline>1 抗RANKL抗体(デノスマブ)は破骨細胞の骨吸収を抑制することにより骨密度を増加させる。2 デノスマブ60mgを半年ごとに皮下投与することにより、投与開始1年以内に椎体・非椎体・股関節骨折を抑制することができる。3 デノスマブを中止すると速やかに骨リモデリングが投与前レベルにもどるため、デノスマブが継続できない場合は別の骨吸収抑制薬投与が不可欠である。
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