特集 膵疾患の診断・治療の進歩
膵疾患の検査 ERCP、EUSを用いた診断、治療
野口 達矢
1
,
水出 雅文
,
良沢 昭銘
1埼玉医科大学国際医療センター 消化器内科
キーワード:
病的拡張症
,
病的狭窄
,
膵管
,
膵臓疾患
,
膵臓腫瘍
,
膵嚢胞
,
内視鏡的逆行性胆道膵管造影
,
インターベンショナル超音波診断
,
超音波内視鏡検査
,
膵炎-慢性
,
超音波内視鏡下穿刺吸引法
,
膵管内腫瘍
,
内視鏡的経鼻的膵管ドレナージ
Keyword:
Endosonography
,
Constriction, Pathologic
,
Cholangiopancreatography, Endoscopic Retrograde
,
Ultrasonography, Interventional
,
Pancreatic Intraductal Neoplasms
,
Pancreatic Cyst
,
Pancreatic Diseases
,
Pancreatic Ducts
,
Pancreatic Neoplasms
,
Dilatation, Pathologic
,
Endoscopic Ultrasound-Guided Fine Needle Aspiration
,
Pancreatitis, Chronic
pp.1005-1012
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020360714
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<Headline>1 わが国では膵疾患を有する患者は徐々に増加しており、日常診療において遭遇する場面も増えてきている。健診で偶発的に膵疾患が発見される場面も多く、発見時に適切な検査、診断を行うことが重要となる。2 EUSは膵嚢胞性疾患や腫瘍等の評価など様々な場面で有用である。病理学的診断にはEUS-FNAが施行され、近年ではEUSガイド下に慢性膵炎や膵周囲液体貯留の治療も行われている。3 ERCPは早期膵癌の診断やIPMNの進展度評価、慢性膵炎や膵周囲液体貯留の治療などに有用である。また、IPMNに対しては膵管鏡を用いることにより詳細な情報を得ることが可能となる。
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