特集 所見から進める膵腫瘤の鑑別
嚢胞性腫瘤 主膵管との交通を示すもの
石神 康生
1
,
西江 昭弘
,
浅山 良樹
,
本田 浩
1九州大学 大学院医学研究院臨床放射線科
キーワード:
画像診断
,
腫瘤
,
鑑別診断
,
膵偽嚢胞
,
膵管
,
膵臓疾患
,
膵臓腫瘍
,
膵嚢胞
,
嚢胞腺腫-漿液性
,
磁気共鳴胆道膵管造影
,
膵管内腫瘍
,
粘液性嚢胞腫瘍
,
腹部CT
Keyword:
Pancreatic Intraductal Neoplasms
,
Diagnostic Imaging
,
Diagnosis, Differential
,
Pancreatic Neoplasms
,
Pancreatic Cyst
,
Pancreatic Diseases
,
Pancreatic Ducts
,
Pancreatic Pseudocyst
,
Cystadenoma, Serous
,
Cholangiopancreatography, Magnetic Resonance
pp.674-685
発行日 2018年6月26日
Published Date 2018/6/26
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2018282832
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
主膵管と交通する嚢胞性腫瘤として膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)、貯留嚢胞、仮性嚢胞の画像所見を中心に解説した。これらのなかで膵管との交通の有無が診断上で重要なのは分枝型IPMNである。貯留嚢胞では膵管との交通の有無よりも、閉塞機転の原因としての膵癌の除外が重要である。仮性嚢胞の診断は経過が明らかな場合は容易である。一方、経過が不明な慢性仮性嚢胞では膵管との交通もわかりにくく、診断に苦慮することがある。
Copyright© 2018 MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.