特集 最新の高血圧診療:「高血圧治療ガイドライン2019」後の展開
高血圧の治療 外科手術前、周術期の高血圧管理
稲葉 達郎
1
,
森 典子
,
下澤 達雄
1三井記念病院 内科
キーワード:
Adrenergic Beta-Antagonists
,
血圧
,
降圧剤
,
高血圧
,
術後合併症
,
術前管理
,
心筋梗塞
,
心臓疾患
,
術前評価
,
脳血管障害
,
リスク
,
Evidence-Based Medicine
Keyword:
Evidence-Based Medicine
,
Blood Pressure
,
Hypertension
,
Myocardial Infarction
,
Heart Diseases
,
Risk
,
Adrenergic beta-Antagonists
,
Cerebrovascular Disorders
,
Postoperative Complications
,
Antihypertensive Agents
,
Preoperative Care
pp.497-499
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020230227
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<Headline>1 脳心血管病の高リスクを有する患者では、3.9%に心筋梗塞などの重大な周術期心臓イベントが発症する。2 高リスク患者での周術期β遮断薬が心臓イベント発症抑制に寄与すると期待されていたが、術前7日以内あるいは急性にβ遮断薬を開始した場合、全死亡を含む脳心血管イベントの発症が増加したことから、「高血圧治療ガイドライン2019」では、脳心血管病の高リスクを有する患者の非心臓手術においては手術当日の新たなβ遮断薬開始は行わないことを推奨することとなった。
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