特集 ここまで明らかになった小腸疾患
小腸の各疾患 腫瘍性病変
岡 志郎
1
,
田中 信治
,
茶山 一彰
1広島大学病院 消化器・代謝内科
キーワード:
消化管出血
,
鑑別診断
,
超音波診断
,
X線CT
,
小腸腫瘍
,
カプセル内視鏡法
,
ダブルバルーン小腸内視鏡法
,
シングルバルーン小腸内視鏡法
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Gastrointestinal Hemorrhage
,
Ultrasonography
,
Single-Balloon Enteroscopy
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Double-Balloon Enteroscopy
,
Capsule Endoscopy
pp.61-65
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020120529
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<Headline>1 バルーン内視鏡により深部小腸腫瘍に対する生検や内視鏡治療が可能となり、試験開腹を行う機会はほとんどなくなっている。2 小腸腫瘍性病変の多くは初期の段階では自覚症状に乏しいが、原因不明の消化管出血(OGIB)に対するカプセル内視鏡検査により、小腸癌やGISTなども早期に発見されるようになった。3 小腸腫瘍性病変の内視鏡診断に関しては、色調、表面性状、病変の可動性の有無、単発性か多発性か、などを考慮し総合的に判断する。
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