特集 食物アレルギー「食べる」ということを根本から見なおしてみる
食物アレルギーガイドライン 食物アレルギーの疫学
今井 孝成
1
1昭和大学 医学部小児科学講座
キーワード:
過敏症-牛乳
,
過敏症-食物
,
有病率
,
診療ガイドライン
,
年齢分布
,
過敏症-小麦
,
過敏症-卵
Keyword:
Food Hypersensitivity
,
Practice Guidelines as Topic
,
Age Distribution
,
Prevalence
,
Milk Hypersensitivity
,
Egg Hypersensitivity
,
Wheat Hypersensitivity
pp.1267-1271
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2022318439
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▼即時型食物アレルギーの有病率は乳幼児期で5~8%、学童期以降は2~5%と考えられる。▼即時型食物アレルギーは乳幼児期の発症がきわめて多く、鶏卵・牛乳・小麦が三大原因食物である。▼しかし世代別に新規発症の原因食物は大きく異なり、幼児期は木の実類、学童期は果物類のアレルギーが多い。▼ショックの誘発率は10%前後であり、予防および対処方法を患者に啓発することが重要である。
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