特集 おさえたい川崎病ガイドラインのツボ
ガイドラインの変遷と影響 川崎病診断の手引きとガイドラインの変遷
中村 好一
1
1自治医科大学 公衆衛生学教室
キーワード:
川崎病
,
診療ガイドライン
Keyword:
Mucocutaneous Lymph Node Syndrome
,
Practice Guidelines as Topic
pp.1233-1237
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021337219
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●疫学調査では、曝露(危険因子)も帰結(疾病)も定義するものである。●川崎病全国調査では、第1回(1970年)からほぼ同一の診断の手引きを使用している。●川崎病に関する知見の累積に基づいて、過去6回にわたり診断の手引きを改訂してきた。●過去の改訂では、病像が大きく異なることがないように配慮された。●最新の改訂でのBCG接種痕の発赤の追加の影響を見極める必要がある。●心後遺症の減少により長期管理に関するエビデンスはまだ少ないのが現状である。
Copyright© 2021 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.