特集 災害時の小児医療~災害の経験を今後に活かす~
東日本大震災、その後 日本全体での災害対応
加藤 琢真
1
1厚生労働省
キーワード:
災害対策
,
精神保健
,
母乳栄養
,
小児保健医療サービス
,
パーソナルヘルスレコード
Keyword:
Breast Feeding
,
Disaster Planning
,
Mental Health
,
Child Health Services
,
Health Records, Personal
pp.305-308
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021146116
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●これまでの災害の経験を活かし、小児や周産期の特殊性に対応するために、地域ごとに災害時小児周産期リエゾンを育成することが肝要である。●また小児特有の災害への備えとして、(1)平時からの小児保健・医療の連続性担保のためのPHRの活用、(2)被災時における授乳支援体制構築を前提とした液体ミルクの備蓄、(3)ポピュレーションアプローチとハイリスクアプローチ双方を念頭においたPTSDへの基本的対処能力の向上等があげられ、災害時小児周産期リエゾンは、災害発生時にその備えを最大限活用することが求められる。
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