特集 学童期の神経疾患のファーストタッチから専門診療へ
主要疾患に対する専門診療 一般小児科医が知っておきたいこと 自己免疫性神経疾患
平良 遼志
1
,
米元 耕輔
,
酒井 康成
1九州大学 大学院医学研究院成長発達医学分野(小児科学)
キーワード:
自己免疫疾患
,
神経系疾患
,
脊髄炎-横断
,
多発性硬化症
,
橋本脳症
Keyword:
Autoimmune Diseases
,
Myelitis, Transverse
,
Multiple Sclerosis
,
Nervous System Diseases
,
Hashimoto's Encephalitis
pp.53-58
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021085350
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●自己免疫性神経疾患とは、複数の後天性脱髄症候群、およびそれぞれ病態の異なる自己免疫性脳炎を含む、不均一な疾患の総称である。●本稿では、小児期の多発性硬化症、横断性脊髄炎、および自己免疫性脳炎を取り上げ、ファーストタッチ時および専門診療への橋渡し時に有用な情報について概説する。●各疾患いずれも、小児期固有の臨床像を示すことが多いため、成人の診断ガイドラインを参照する際には慎重な判断を要する。
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