発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005251864
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多くの神経疾患では病因物質や病態が十分には解明されておらず,アフェレーシス療法(PP)の作用機序,適応,治療上の位置づけとその限界など,明らかでないものが少なくない.一方,今日ではevidence-based medicineの立場から,すべての治療法の有用性が評価されるようになってきた.免疫性神経疾患においてPPは有用性の評価が比較的高く,いくつかの疾患ではランダム化比較試験で評価されている.Guillain-Barre症候群,慢性炎症性脱髄性多発神経炎,重症筋無力症,および多発性硬化症についてPPの適応,作用機序,方法について概説する
©Nankodo Co., Ltd., 2005