特集 学童期の神経疾患のファーストタッチから専門診療へ
主要疾患に対する専門診療 一般小児科医が知っておきたいこと 中枢神経感染症
九鬼 一郎
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1大阪市民病院機構大阪市立総合医療センター 小児神経内科
キーワード:
マイコプラズマ感染症
,
硬膜下膿瘍
,
髄膜炎-無菌性
,
中枢神経系感染症
,
てんかん重積状態
,
全脳炎-亜急性硬化性
,
脳膿瘍
,
髄膜炎-細菌性
,
脳炎-単純ヘルペス
,
急性脳症
Keyword:
Brain Abscess
,
Subacute Sclerosing Panencephalitis
,
Status Epilepticus
,
Mycoplasma Infections
,
Central Nervous System Infections
,
Meningitis, Bacterial
,
Meningitis, Aseptic
,
Empyema, Subdural
,
Encephalitis, Herpes Simplex
pp.45-51
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021085349
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●細菌性髄膜炎は予防接種で激減しているが、無菌性髄膜炎は続いている。●脳膿瘍、硬膜下膿瘍は外科治療を含めた集中治療と原因検索が必要である。●急性脳炎・急性脳症は乳幼児期に好発するが、学童期にも生じうる臨床病型がある。●マイコプラズマ感染症や細菌性胃腸炎に合併する脳炎・脳症では特徴的な画像所見を呈する。●予防接種や食事内容の注意で防ぎうる中枢神経病態がある。
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