特集 医療安全とともに学ぶ「小児の鎮静」
医療現場における鎮静の実際 消化器内視鏡検査の鎮静・麻酔
櫻井 ともえ
1
,
蔵谷 紀文
1埼玉県立小児医療センター 麻酔科
キーワード:
全身麻酔
,
内視鏡的逆行性胆道膵管造影
,
消化管内視鏡法
,
麻酔
,
酸素欠乏
,
小児保健医療サービス
,
診療ガイドライン
,
精神鎮静法
,
小腸内視鏡法
Keyword:
Cholangiopancreatography, Endoscopic Retrograde
,
Child Health Services
,
Endoscopy, Gastrointestinal
,
Practice Guidelines as Topic
,
Anesthesia, General
,
Hypoxia
,
Anesthesia
pp.1767-1772
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021054049
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●小児消化器内視鏡検査では何らかの鎮静・麻酔が必要となることが多い。短時間の鎮静でも呼吸・循環・意識レベルなどに影響を及ぼすため、全身麻酔と同様の準備と対応が必要である。●過去の危機的偶発症の経験から、各分野で鎮静に関するガイドラインが整備されている。●鎮静に伴う危機的偶発症を減らすには、院内での急変時対応のシステム構築が重要である。●消化器内視鏡検査の鎮静に際しては、基礎疾患や検査・処置内容に応じた鎮静のリスク評価を行う。高リスク患者では麻酔科医へのコンサルトを考慮する。
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