消化器領域における診断内視鏡-モダリティの進歩とその活用法
診断内視鏡のこれまでとこれから
藤城 光弘
1
1東京大学医学部附属病院 光学医療診療部
キーワード:
胃鏡法
,
画像強調
,
大腸内視鏡法
,
食道鏡法
,
内視鏡的逆行性胆道膵管造影
,
内視鏡法
,
麻酔
,
磁気共鳴胆道膵管造影
,
胆道鏡法
,
小腸内視鏡法
,
組織診
Keyword:
Anesthesia
,
Cholangiopancreatography, Endoscopic Retrograde
,
Colonoscopy
,
Endoscopy
,
Esophagoscopy
,
Image Enhancement
,
Gastroscopy
,
Cholangiopancreatography, Magnetic Resonance
pp.398-403
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013167581
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診断内視鏡技術の改良,刷新は,工学技術の発達によるところが大きく,現在では非常に高い精度で質的・量的診断を行うことができるようになった.さらに,検体採取後の病理診断に頼らない,内視鏡的組織診断の確立が模索されている.一方で,存在診断については,自家蛍光や近赤外光観察,分子イメージング内視鏡等,さらなる発展が期待される.診断内視鏡の守備範囲は,胃から始まり,食道,十二指腸,大腸,胆膵領域,そして小腸へと広がり,現在では咽喉頭領域までカバーするようになった.今まで以上に,本邦からの情報発信が必要な時代に突入している.内視鏡診療における,ますます活発な産学官の取り組みが必要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2013