特集 エキスパートに学ぶ、安全で楽な外来内視鏡
外来内視鏡診療への展開 小児における上部消化管内視鏡検査の注意点
星 雄介
1
,
角田 文彦
,
虻川 大樹
1宮城県立こども病院 総合診療科・消化器科
キーワード:
消化管疾患
,
生体機能モニタリング
,
消化管内視鏡法
,
小児保健医療サービス
,
診療ガイドライン
,
精神鎮静法
,
消化管内視鏡
,
未成年者本人の同意
,
外来診療
Keyword:
Monitoring, Physiologic
,
Gastrointestinal Diseases
,
Child Health Services
,
Endoscopy, Gastrointestinal
,
Practice Guidelines as Topic
,
Ambulatory Care
,
Endoscopes, Gastrointestinal
,
Informed Consent By Minors
pp.1052-1060
発行日 2021年6月25日
Published Date 2021/6/25
DOI https://doi.org/10.24479/J02312.2021304959
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小児においても消化器内視鏡検査は有用な検査である。小児特有の身体所見や疾患に留意し、上部消化管内視鏡検査(EGD)の適応を適切に判断する必要がある。EGDを安全に行うため、また苦痛やトラウマに配慮して、検査の際には鎮静を用いる。しかし偶発症は鎮静に伴うものが最も多いため、リスクを適切に判断し予期せぬ事態にも対応できる体制を確立する必要がある。必要時は麻酔科と協議のうえ全身麻酔で行う。生検の適応は成人に比べて広く、使用するスコープや処置具は想定する疾患によって異なる。検査の説明には患児、家族が理解しやすいよう工夫する。
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