特集 変わりつつある免疫不全症
免疫不全症の診断 免疫不全症の診断に必要な検査
村岡 正裕
1
,
和田 泰三
1金沢大学 医薬保健研究域医学系小児科
キーワード:
フローサイトメトリー
,
好中球
,
鑑別診断
,
肉芽腫症-慢性
,
免疫学的検査
,
B細胞
,
T細胞
,
原発性免疫不全症
Keyword:
B-Lymphocytes
,
Diagnosis, Differential
,
Immunologic Tests
,
Neutrophils
,
Flow Cytometry
,
Granulomatous Disease, Chronic
,
Primary Immunodeficiency Diseases
,
T-Lymphocytes
pp.307-314
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020162891
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●原発性免疫不全症は、先天的な生体防御機構の異常により易感染性を呈する疾患である。●適切な治療方針を迅速に定めるため、病態を理解しながら診断への道筋を得ることが肝心である。●検査前情報として、病歴や家族歴を中心としたていねいな問診と身体所見の確認が重要である。●異常のある免疫担当細胞を確認するためには、フローサイトメトリーによる解析が有用である。●免疫不全症を疑う場合は、日本免疫不全・自己炎症学会を通じて専門医にコンサルトする。
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