特集 プロゲステロン・プロゲストーゲン・プロゲスチン-黄体ホルモンのすべて-
黄体ホルモンの基礎 黄体ホルモンの歴史
村田 紘未
1
,
岡田 英孝
1関西医科大学 産科学・婦人科学講座
キーワード:
黄体ホルモン
,
Progestins
,
分子構造
,
生合成
Keyword:
Molecular Structure
,
Corpus Luteum Hormones
,
Progestins
pp.907-910
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022284576
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20世紀初頭、内分泌学における画期的な発見の中の1つが黄体ホルモンの発見と精製である。黄体ホルモンの発見後、その化学構造・合成経路が解明され、さらに受容体への作用機構が明らかとなった。これまでに黄体ホルモン受容体を活性化させる物質すなわちプロゲスチンが続々と開発され、黄体ホルモン活性の増強ならびにアンドロゲン活性の減弱・失活が試みられた。最近では微粒子化天然型黄体ホルモンがわが国においても承認され、選択的プロゲステロン受容体修飾薬の臨床応用が進められている。
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