特集 プロゲステロン・プロゲストーゲン・プロゲスチン-黄体ホルモンのすべて-
黄体ホルモンの臨床 黄体ホルモンとHRT
岡野 浩哉
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1飯田橋レディースクリニック
キーワード:
Dydrogesterone
,
エストロゲン代償療法
,
Progestins
,
血栓症
,
子宮摘出術
,
子宮内膜
,
子宮内膜腫瘍
,
多剤併用療法
,
腟内投与
,
乳房腫瘍
,
リスク
,
Medroxyprogesterone Acetate
,
静脈血栓塞栓症
Keyword:
Breast Neoplasms
,
Drug Therapy, Combination
,
Estrogen Replacement Therapy
,
Dydrogesterone
,
Hysterectomy
,
Medroxyprogesterone Acetate
,
Risk
,
Endometrial Neoplasms
,
Endometrium
,
Thrombosis
,
Administration, Intravaginal
,
Progestins
,
Venous Thromboembolism
pp.982-990
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022284588
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ホルモン補充療法(HRT)における黄体ホルモン投与の目的は全身的なエストロゲン投与による子宮内膜の過形成や発癌のリスクを増加させないことにある。子宮を有する女性には併用が必須であり、黄体ホルモンの適切な投与量と投与期間を厳守しなくてはいけない。それを守っても長期に及ぶ周期的併用投与法でのHRTでは子宮内膜異常のリスクが生じてくることを念頭におき管理する。黄体ホルモンの種類により子宮内膜保護作用、乳癌や心血管系疾患発症に及ぼす影響が異なることが指摘されており、薬剤の特徴を熟知し選択を行う。
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