症例
急速に進行したIA期子宮体部異所性がん肉腫の1例
海平 俊太郎
1
,
大和田 倫孝
,
清水 綾乃
,
竹島 信宏
,
柿沼 敏行
1国際医療福祉大学病院 産婦人科
キーワード:
横紋筋肉腫
,
癌肉腫
,
骨腫瘍
,
細胞診
,
MRI
,
子宮摘出術
,
子宮内膜腫瘍
,
X線CT
,
肺腫瘍
,
致死的転帰
Keyword:
Bone Neoplasms
,
Carcinosarcoma
,
Lung Neoplasms
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Hysterectomy
,
Cytodiagnosis
,
Endometrial Neoplasms
,
Fatal Outcome
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Rhabdomyosarcoma
pp.670-675
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022222713
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
子宮体部がん肉腫は比較的まれで悪性度が高い。われわれはIA期異所性がん肉腫で急速な経過をたどった症例を経験した。年齢は74歳で子宮悪性腫瘍の診断のもとに手術を実施し、子宮体部異所性がん肉腫(腺がん+横紋筋肉腫、IA期)であることが判明した。腫瘍量の多いことが目立った。術後6ヵ月で多発骨転移、肺転移をきたし、術後7ヵ月で死亡した。肉腫成分が横紋筋肉腫であること、腫瘍量が多いことが予後不良因子と考えられた。
Copyright© 2022 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.