投稿論文 症例報告
術前ヘパリン投与中止後、6時間以内に脳梗塞が再発したトルーソー症候群の1症例
國廣 優梨子
1
,
田中 麻衣
,
新井 千晶
,
信國 桂子
,
吉野 淳
,
藤村 直幸
1雪ノ聖母会聖マリア病院 麻酔科
キーワード:
Heparin
,
血液凝固検査
,
再発
,
MRI
,
子宮摘出術
,
子宮内膜腫瘍
,
術前管理
,
致死的転帰
,
大脳梗塞
,
卵管卵巣摘出術
,
Trousseau症候群
Keyword:
Fatal Outcome
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Endometrial Neoplasms
,
Heparin
,
Hysterectomy
,
Salpingo-oophorectomy
,
Preoperative Care
,
Recurrence
,
Blood Coagulation Tests
,
Cerebral Infarction
pp.1083-1087
発行日 2021年10月10日
Published Date 2021/10/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022003876
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トルーソー症候群を合併した子宮体がん患者に対する子宮全摘術において、術前ヘパリン投与中止後、手術室入室直前に脳梗塞を再度発症した症例を経験した。トルーソー症候群を合併した患者は凝固能が亢進しているため、手術のために抗凝固療法を中止する際には、脳梗塞再発に常に注意を払う必要性が考えられた。
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