特集 HPVワクチンのこれまでとこれから-国際的評価を踏まえた課題-
海外の動向 Real worldにおけるHPVワクチンによる子宮頸がん減少のエビデンス
川名 敬
1
1日本大学 医学部産婦人科学系産婦人科学分野
キーワード:
ウイルス遺伝子
,
遺伝子型
,
子宮頸部腫瘍
,
予防接種
,
アウトカム評価(保健医療)
,
国際保健
,
パピローマウイルスワクチン
,
ヒトパピローマウイルス4価ワクチン
,
ヒトパピローマウイルス2価ワクチン
Keyword:
Human Papillomavirus Recombinant Vaccine Quadrivalent, Types 6, 11, 16, 18
,
Genotype
,
Genes, Viral
,
Global Health
,
Vaccination
,
Uterine Cervical Neoplasms
,
Outcome Assessment, Health Care
,
Papillomavirus Vaccines
,
Human Papillomavirus Vaccine, L1 Type 16, 18
pp.599-604
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022222702
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ヒトパピローマウイルス(HPV)のうち、HPV16、18型に代表されるハイリスクHPVは子宮頸癌の大部分の原因となる。HPV感染の感染制御には、HPVワクチンが有効であることが証明されている。ハイリスクHPVのうち、HPV16、18型の感染を予防できるHPVワクチンによって、若年発症の子宮頸癌が劇的に減少することがわかった。本稿では海外から発信された子宮頸癌減少効果について概説したい。
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