特集 HPVワクチンのこれまでとこれから-国際的評価を踏まえた課題-
海外の動向 低中所得国における子宮頸がん予防
春山 怜
1
,
赤羽 宏基
,
藤田 則子
1国立国際医療研究センター 国際医療協力局
キーワード:
子宮頸部腫瘍
,
予防接種
,
国際保健
,
マレーシア
,
ルワンダ
,
パピローマウイルスワクチン
,
予防接種率
Keyword:
Malaysia
,
Global Health
,
Vaccination
,
Rwanda
,
Uterine Cervical Neoplasms
,
Vaccination Coverage
,
Papillomavirus Vaccines
pp.612-616
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022222704
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世界保健機関(WHO)の子宮頸がん排除戦略に基づき、各国はHPVワクチンの導入・普及に取り組むことが期待されている。低中所得国では、ワクチンの不足や高い価格が障壁となり導入が遅れている国がある一方、高い接種率を達成・維持している国もある。本稿では、HPVワクチン接種に関するWHO指針、世界の導入状況と課題、導入国における接種率の比較、高い接種率を達成しているマレーシアとルワンダの取り組みを概説する。
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