特集 婦人科腹腔鏡下手術TLH/LM/LCの基本とコツ
全腹腔鏡下子宮全摘術(TLH) TLHにおける子宮の回収方法
山中 章義
1
,
中島 正敬
1茶屋町レディースクリニック
キーワード:
子宮摘出術
,
術中合併症
,
腟疾患
,
腹腔鏡法
,
手術時体位
,
細切除去術
Keyword:
Vaginal Diseases
,
Intraoperative Complications
,
Hysterectomy
,
Morcellation
,
Laparoscopy
pp.365-370
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022152634
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腹腔鏡手術の技術向上に伴い、以前なら開腹手術を選択していたような大きなサイズの子宮に対しても、最近では腹腔鏡手術を選択するようになってきている。大きな子宮は細切してから回収しなければならないが、全腹腔鏡下子宮全摘術(TLH)では腟管が開放されるため経腟回収が可能となる。経腟回収は短時間で比較的容易に子宮を回収できるが、一方で膀胱や腸管などの他臓器損傷のリスクもある。本稿では安全に経腟回収を行うための方法とコツを紹介する。
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