特集 こんなときどうする?他科とのコミュニケーションガイド
(第8章)腎臓内科・泌尿器科 腎移植後の妊娠
市丸 直嗣
1
,
剣持 敬
1住友病院 腎センター
キーワード:
移植片拒絶
,
降圧剤
,
妊娠管理
,
腎臓移植
,
免疫抑制剤
,
ハイリスク妊娠
Keyword:
Immunosuppressive Agents
,
Graft Rejection
,
Pregnancy, High-Risk
,
Kidney Transplantation
,
Prenatal Care
,
Antihypertensive Agents
pp.341-344
発行日 2022年3月25日
Published Date 2022/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022140478
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<産婦人科医におさえてほしいポイント>挙児希望の末期腎不全女性にとって腎移植は最善の選択である。腎移植後患者の出産率や流産率は一般集団と同等であると報告されており、早産や低出生体重児が多いが出産後の発育は良好とされる。一定の妊娠許可条件を満たした腎移植後女性について、移植医により計画的な妊娠が許可され、不妊治療も行われている。母体および胎児合併症が多く、妊娠中の管理は、移植腎機能、血圧、尿路感染、耐糖能異常などに注意して行われる。
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