特集 こんなときどうする?他科とのコミュニケーションガイド
(第8章)腎臓内科・泌尿器科 腎疾患
内田 啓子
1
1東京女子医科大学 医学部内科学講座腎臓内科学分野
キーワード:
抗腫瘍剤
,
自己管理
,
腎機能検査
,
妊娠合併症
,
妊娠高血圧症候群
,
ハイリスク妊娠
,
妊娠前管理
,
慢性腎臓病
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Kidney Function Tests
,
Pregnancy, High-Risk
,
Preconception Care
,
Pregnancy Complications
,
Self Care
,
Hypertension, Pregnancy-Induced
,
Renal Insufficiency, Chronic
pp.336-340
発行日 2022年3月25日
Published Date 2022/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022140477
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<産婦人科医におさえてほしいポイント>妊婦または腫瘍治療患者の適正な腎機能の評価に基づき、妊娠出産の管理および抗悪性腫瘍薬治療を進めていただきたいと考えている。評価に用いられるのは血清Cr値であるが、1より小さな数字であり、筋肉量や脱水等にも影響されやすく、Cr値が0.1変動するだけでCrから推算するeGFRの値は大きく変化し、CKDの分類を移動することにもなる。Cr値が高い、前回と異なるといった場合には、同時に尿比重や血算、TP、Alb、BUN、尿中β2MGやNAGなどを参考に腎機能を評価していただければ幸いである。
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