特集 こんなときどうする?他科とのコミュニケーションガイド
(第5章)膠原病科・リウマチ科 関節リウマチ
松本 功
1
1筑波大学 医学医療系膠原病リウマチアレルギー内科
キーワード:
Estrogens
,
炎症
,
関節リウマチ
,
自己抗体
,
Sialic Acids
,
腫瘍壊死因子アルファ
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Inflammation
,
Tumor Necrosis Factor-alpha
,
Estrogens
,
Autoantibodies
,
Sialic Acids
pp.251-254
発行日 2022年3月25日
Published Date 2022/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022140462
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<産婦人科医におさえてほしいポイント>・RAにおいては、生殖可能年齢の女性発症が多い・診断にはACPAとRF、さらに炎症反応であるCRPや赤沈の測定で鑑別できる可能性が高い。・多関節炎を認め、これら自己抗体や炎症マーカーが陽性の場合には膠原病内科に相談すべきと考える。・可能であればX線(特に手)や関節エコーを撮像する。・妊娠・出産により抗体の糖鎖修飾の変動が起こり得ることが病態メカニズムで明らかになっている。・関節炎におけるTNFαと性ホルモンの関連も指摘されている。
Copyright© 2022 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.