特集 外陰疾患A to Z
非腫瘍性・非感染性疾患 硬化性萎縮性苔癬
青山 裕美
1
1川崎医科大学 皮膚科
キーワード:
Clobetasol
,
鑑別診断
,
Tacrolimus
,
重症度指標
,
苔癬-硬化性萎縮性
Keyword:
Clobetasol
,
Diagnosis, Differential
,
Severity of Illness Index
,
Tacrolimus
,
Lichen Sclerosus et Atrophicus
pp.46-49
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022071433
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硬化性萎縮性苔癬は、女性の外陰部に発症するそう痒を伴う萎縮局面である。ときに表皮の肥厚を伴うこともある。好発年齢は思春期前か閉経後の二峰性である。診断は視診と病理組織学的に行う。治療はステロイド外用薬が用いられるが、治療抵抗性になることが多い。まれに外陰癌の発生母地となることがあるので、定期的な診察が必要である。重症例では、癒着や瘢痕により、機能障害に至ることが多い。
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