特集 骨盤臓器脱(POP)のすべて-診断と治療の最前線-
治療各論 骨盤臓器脱の治療法 腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)の最前線 minimally invasive LSC
市川 雅男
1
,
可世木 華子
,
白石 達典
,
明樂 重夫
1日本医科大学付属病院 女性診療科・産科
キーワード:
外科用メッシュ
,
子宮脱
,
腹腔鏡法
,
直腸瘤
,
膀胱瘤
,
骨盤内臓器脱
,
腟固定術
Keyword:
Rectocele
,
Surgical Mesh
,
Uterine Prolapse
,
Laparoscopy
,
Cystocele
,
Pelvic Organ Prolapse
pp.1106-1112
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021321220
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)には、大きく分けて2種類の型がある。腟管の前後にメッシュを留置するダブルメッシュ法と前壁にのみメッシュを用いるシングルメッシュ法である。当院では、LSC導入当初は、全例にダブルメッシュLSCを実施していた。しかし、メッシュに伴う合併症の回避という安全性向上の観点から、その後、シングルメッシュLSCに移行した。現在では、前壁メッシュと後壁のnative tissue repairを組み合わせたLSC:minimally invasive LSCを実施している。本稿では、その詳細について解説する。
Copyright© 2021 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.