特集 着床を考える
多血小板血漿(PRP)による着床改善
堤 治
1
,
野間 桃
,
久須美 真紀
1山王病院 リプロダクション・婦人科内視鏡治療センター
キーワード:
医事法制
,
着床
,
多血小板血漿
,
着床障害
Keyword:
Legislation, Medical
,
Embryo Implantation
,
Platelet-Rich Plasma
pp.1291-1296
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021034594
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多血小板血漿(PRP)は再生医療の一手法として様々な医学領域で利用されている。菲薄子宮内膜は着床環境を悪化させ難治性不妊の原因の1つと考えられる。われわれは、再生医療等安全性確保法を順守、子宮内膜が7mm以下で難治性着床不全の症例に、胚移植前にPRPを投与した。その結果PRPは子宮内膜を統計的に有意に厚くすると同時に着床率を改善する可能性があることを確認し臨床応用を開始した。
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