特集 着床を考える
子宮鏡による着床障害のスクリーニングと治療
秋谷 文
1
,
塩田 恭子
,
百枝 幹雄
1聖路加国際病院 女性総合診療部
キーワード:
子宮鏡法
,
子宮疾患
,
子宮内膜
,
着床
,
ポリープ
,
癒着
,
着床障害
,
中隔子宮
Keyword:
Uterine Diseases
,
Tissue Adhesions
,
Hysteroscopy
,
Polyps
,
Embryo Implantation
,
Endometrium
pp.1257-1261
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021034589
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
着床障害における原因検索として子宮鏡検査は、子宮内腔に異常があり、それに対して治療を行った場合、妊娠率が改善する可能性があるため、重要な検査である。子宮鏡検査は外来で比較的簡便に検査ができ、また子宮鏡下手術も日帰りまたは1~2日の入院でできるものではあるが、内腔癒着や穿孔などの合併症や再発が起こる可能性があり、手術は慎重に行い、また不妊治療再開の時期に注意する必要がある。
Copyright© 2020 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.