特集 着床を考える
着床研究の最前線
平岡 毅大
1
,
廣田 泰
1北里大学病院 産婦人科
キーワード:
Progesterone
,
シグナルトランスダクション
,
子宮内膜
,
Progesterone Receptors
,
着床
,
分子シャペロン
,
ヘリックス-ループ-ヘリックスモチーフ
,
Endothelial PAS Domain-Containing Protein 1
Keyword:
Signal Transduction
,
Molecular Chaperones
,
Helix-Loop-Helix Motifs
,
Progesterone
,
Embryo Implantation
,
Endometrium
,
Receptors, Progesterone
,
Endothelial PAS Domain-Containing Protein 1
pp.1247-1252
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021034587
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着床は生体内のブラックボックスで起きる現象であり、胚発生のように体外で観察することができないため詳細な観察が困難であり、動的な変化を捉えづらい。加えて、着床の生理を解明するうえでは胚と子宮内膜の相互作用の理解が必須である。近年、マウスを用いた基礎的研究によって、臨床で日常的に用いられるプロゲステロン製剤が子宮内膜の胚受容能を制御する仕組みや、胚の子宮内膜への浸潤を制御する機序などが徐々に明らかになってきており、将来的に臨床に還元されることが期待される。
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