特集 着床を考える
薄い子宮内膜に対する対応
杉野 法広
1
1山口大学 大学院医学系研究科産科婦人科学講座
キーワード:
Arginine
,
Clomifene
,
Vitamin E
,
子宮疾患
,
子宮内膜
,
子宮内容除去術
,
着床
,
Sildenafil
,
子宮腺筋症
,
着床障害
Keyword:
Arginine
,
Sildenafil Citrate
,
Uterine Diseases
,
Vitamin E
,
Clomiphene
,
Embryo Implantation
,
Endometrium
,
Dilatation and Curettage
,
Adenomyosis
pp.1276-1284
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021034592
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子宮内膜の発育は、着床と妊娠の成立には不可欠である。実際に不妊治療において、薄い子宮内膜を呈する症例は妊娠しにくい。薄い子宮内膜については、まずその原因を考え治療することが大切である。子宮内膜の血流不全によるもの、クロミフェンの副作用によるもの、子宮内容除去術後に起こるもの、子宮腺筋症に伴うものがある。本稿では、薄い子宮内膜について、原因別に分けて、それぞれの対処法について述べる。
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