Special feature 新型コロナを経て見直す 隔離予防策—手指衛生と接触予防策
■手指衛生と手荒れ対策 ❷リンクナースとの連携強化による手指衛生の徹底とその成果
三田村 裕子
1
1イムスグループ医療法人社団明芳会横浜新都市脳神経外科病院感染対策部門 主任 感染管理認定看護師
pp.177-182
発行日 2024年7月15日
Published Date 2024/7/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000483
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
感染対策の基本は手指衛生である。横浜新都市脳神経外科病院(当院)では手指衛生サーベイランスを2018年から開始しているが,手指衛生自体が定着しておらず,院内全体の1患者1日あたりの手指衛生回数は2019年3月時点で2.8回と低値だった。2019年12月にインフルエンザのアウトブレイクが発生し,新型コロナウイルス感染症の世界的流行もあり,2020年3月の院内全体の手指衛生回数は10.3回に上昇したが,部署ごとに見ると10回に到達していない部署もあり,ばらつきが顕著だった。
Copyright © 2024, Van Medical co., Ltd. All rights reserved.