Special feature カテーテル関連血流感染症予防の最新知見
■デバイスの最新知見
❶中心静脈カテーテル―PICC,CVポート,皮下トンネル型中心静脈カテーテル
古賀 睦人
1
,
福田 泰也
1
,
木村 豊
2
1近畿大学奈良病院消化器外科 医学部講師
2近畿大学奈良病院消化器外科 教授・診療部長
pp.48-53
発行日 2024年1月15日
Published Date 2024/1/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000447
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長期静脈栄養や悪性腫瘍に対する化学療法を行う際には血管アクセスデバイス(vascular access device:VAD)が必要となる。長期留置型中心静脈カテーテルには,トンネル型中心静脈カテーテル,皮下埋め込み型中心静脈カテーテル(中心静脈ポート),末梢挿入式中心静脈カテーテル(peripherally inserted central venous catheter:PICC)がある。これらのVADではカテーテル挿入による伴う機械的合併症だけでなく長期留置による閉塞や血栓症そしてカテーテル関連血流感染に留意する必要がある。それぞれの特徴と感染対策について述べる。
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