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特集 外科におけるカテーテル管理のコツ
1. 血管内留置カテーテル
1)中心静脈カテーテル(PICC)の適応と管理法
Indication and management of peripherally inserted central venous catheter, including implanted port for chemotherapy
上田 吉宏
1
,
森村 尚登
1
Y. Ueda
1
,
N. Morimura
1
1東京大学救急科
キーワード:
PICC
,
末梢挿入型中心静脈カテーテル
,
CVポート
,
カテーテル関連血流感染症
Keyword:
PICC
,
末梢挿入型中心静脈カテーテル
,
CVポート
,
カテーテル関連血流感染症
pp.905-909
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_905
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末梢挿入型中心静脈カテーテル(peripherally inserted central venous catheter:PICC)は中心静脈カテーテルと同等の機能を有しながら,穿刺時の合併症が少なく安全であるとともに,患者の生活の質(QOL)を維持できる利点を有するため普及してきた.PICCやCVポートは長期に使用されることが多く,在宅ケアでも利用されうる.しかし,合併症も一定頻度で発生し,特に感染症や血栓症が長期管理において重要である.カテーテルの特性を十分に理解し,合併症を予防するために適切な管理を行うことが肝要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2019