投稿論文 臨床経験
当科における小児のトンネル型中心静脈カテーテル留置術の現状
林 慶州
1
,
田辺 久美子
,
飯田 宏樹
1岐阜大学 大学院医学系研究科麻酔・疼痛制御学分野
キーワード:
中心静脈カテーテル法
,
血液凝固異常
,
血小板減少症
,
静脈穿刺
,
後向き研究
,
カテーテル感染
Keyword:
Retrospective Studies
,
Thrombocytopenia
,
Blood Coagulation Disorders
,
Catheterization, Central Venous
,
Phlebotomy
,
Catheter-Related Infections
pp.1293-1297
発行日 2020年12月10日
Published Date 2020/12/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021080692
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岐阜大学医学部附属病院では小児にトンネル型中心静脈カテーテルを留置する場合、麻酔科が各科からの依頼に基づき留置の可否を検討したうえで鎖骨下静脈から留置している。過去10年間の65症例を後ろ向きに検討した。重大合併症はなかったが、複数回穿刺8症例、動脈誤穿刺5症例、留置不成功が1症例あった。処置後のカテーテル留置期間は166.7±102.6日間(3-456日間)、カテーテル感染は疑い症例も含めて4症例であった。
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