連載 IVRの基本をおさえよう!−デバイスの選び方,使い方−
第7回
中心静脈ポート(CVポート)
菅原 俊祐
1
1国立がん研究センター中央病院 放射線診断科
pp.821-825
発行日 2020年7月26日
Published Date 2020/7/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000326
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中心静脈ポート(central venous port;CVポート)は,安定して経静脈的に薬剤,輸液を投与するデバイスとして臨床的に広く使用されている。各社から種々のCVポートが製品として販売されているが,基本的な留置法,構造,機能,留置後の管理法は類似している。どのデバイスを選択するかは,実際には術者の好みに依存するところも大きいが,基本的な構造やポートの形状,サイズ,材質の差異を認識しておくことは,留置時のピットフォールやデバイスの不具合が生じた際の対処法を理解するとともに,留置後の患者管理を行ううえで重要である。
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