Special feature カテーテル関連血流感染症予防の最新知見
■血管内留置カテーテル管理のキモ
❷サーベイランスの活用
窪田 志穂
1
1国立国際医療研究センター病院院内感染管理室 副看護師長
pp.26-31
発行日 2024年1月15日
Published Date 2024/1/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000443
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サーベイランスとは「特定の疾患や出来事についての発生分布や原因に関するデータを継続的,組織的に収集,統合,分析し,結果を改善できる人々に,必要な情報をタイミングよく提供する」活動のことである。医療関連感染サーベイランスの目的は,日常的な感染率(ベースライン)を把握し,感染率のベースライン値を軽減するための情報を関係する臨床のスタッフに提供していくことであり,データを収集するだけでは意味はない。サーベイランスで収集したデータを分析し,結果をフィードバックし感染対策の改善活動に活用する必要がある。
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