今月の主題 検査領域でのリスク・マネジメント
各論―リスク・マネジメントの実際
院内感染の予防と対策(1)
サーベイランスとアウトブレイク
沼口 史衣
1
Fumie NUMAGUCHI
1
1社団法人日本看護協会看護教育・研究センター看護研修学校 認定看護師教育専門課程 感染管理学科
キーワード:
サーベイランス
,
アウトブレイク
,
検査室とのコミュニケーション
Keyword:
サーベイランス
,
アウトブレイク
,
検査室とのコミュニケーション
pp.1665-1670
発行日 2001年12月15日
Published Date 2001/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904997
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アウトブレイクとは,日常よりも高いレベルで特定の感染症が発生することをいう.微生物検査室からの情報は,感染管理専門家にとって,アウトブレイク発生を知らせる最初の警告である.アウトブレイクが発生した場合は,調査を行い,感染源,感染のリスク因子および伝播経路を明らかにし,伝播防止策を実施する.日常的なサーベイランスからアウトブレイクを察知し,速やかに対応することは,医療施設におけるリスク・マネジメントの重要な手段である.
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