Special feature 実践力を強化 標準予防策のトレンド
■Product 標準予防策のための製品トレンド―実践につながる最新の選択基準
❹安全器具・器材
-―導入時の製品選択と使用時のピットフォール
澤木 ゆかり
1
1浜松医科大学医学部附属病院 看護部 看護師長 感染管理認定看護師
pp.70-74
発行日 2021年1月25日
Published Date 2021/1/25
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000211
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針刺し切創・血液体液曝露は,避けることができない「事故」であり,個人の知識や技術,注意不足により発生するとされ,針刺しをしても報告せずに隠す傾向にあった。しかし,今では,針刺し切創・血液体液曝露は,安全機能付き鋭利器材(以下,安全器材)の使用などの対策により予防可能という考え方に変わってきた。また,「事故」ではなく「労働災害」であり,職員の安全確保のため,組織の責任として対策が行われるようになった。針刺し切創・血液体液曝露予防には,安全器材の使用が有効である。安全器材は様々な安全機能があり,同じ目的に使用する器材であっても,使用方法が異なるものがある。ここでは,主な安全器材の構造と,浜松医科大学医学部附属病院(当院)における安全器材の導入を例に,安全器材の選択と運用について紹介する。
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