Special feature 実践力を強化 標準予防策のトレンド
■Detailed 各論でみる標準予防策のトレンド―最新知見と実践テクニック
❺患者ケアに使用した器材・器具の処置
下川 結花
1
1国家公務員共済組合連合会横須賀共済病院 感染制御部 看護部次長 感染管理認定看護師
pp.35-39
発行日 2021年1月25日
Published Date 2021/1/25
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000205
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
感染が成立する要因は,「原因微生物の存在」「感染経路」「宿主の感受性」である。要因の1つである「感染経路」を遮断する事が感染対策の大きな目的である。感染経路を遮断するためには,標準予防策を中心に,原因微生物に応じた経路別の感染対策が必要となる。標準予防策として,患者に使用した器材や器具を適切に処置(単回使用・再生使用)する事は,「原因微生物の存在」を遮断する事に繋がる。
Copyright © 2021, Van Medical co., Ltd. All rights reserved.