特集 再生処理と単回使用器材(SUD)のパラダイムシフト
単回使用器材(SUD) 経験 単回使用器材(SUD)導入の取り組みとその効果 手術用リネンにおける検討
高城 由美子
1
,
深堀 信子
,
座間 弘和
1北里大学病院 危機管理部感染管理室
キーワード:
外科用器具
,
滅菌
,
手術創感染
,
寝具とリネン
,
ディスポーザブル用品
,
発生率
,
品質管理
,
機器の再利用
,
アウトソーシング
,
周術期管理
,
外科用ドレープ
,
カバー用品
,
予防衣
Keyword:
Bedding and Linens
,
Disposable Equipment
,
Quality Control
,
Surgical Wound Infection
,
Sterilization
,
Surgical Instruments
,
Incidence
,
Equipment Reuse
,
Perioperative Care
,
Outsourced Services
,
Surgical Drapes
pp.162-167
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.34426/J04878.2018221861
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
手術用リネンにはガウンやドレープ,器械台やメイヨー台カバーなどがある(図1)。いずれも手術に不可欠な無菌操作を維持すると同時に,特にガウンやドレープは医療従事者への血液・体液曝露防止という職業感染防止の観点からも重要な役割を持つ。手術用リネンには,ディスポーザブル製品(以下ディスポ)とリユーザブル製品(以下リユース)があるが,北里大学病院(以下当院)では従来,院内管理やアウトソーシングシステムによるリユースリネンを積極的に活用してきた。しかし,2014年,新病院への移転を契機にリユースからディスポへの切り替えを図った。多くの施設でディスポ製品を使用することが当たり前になりつつある今,当院ではどのようなメリットがもたらされたのだろうか? それはメリットだけであったのだろうか? 当院の経験を踏まえ,手術用リネンのディスポとリユースについて再考する。
Copyright(C) 2018 Van Medical co., Ltd. All rights reserved.