Special feature 一人ひとりの管理と実施で解決 手指の健康と手指衛生
■Nursing care 看護ケア別『手指衛生の5つのタイミング』の実践
❶点滴交換・ドレッシング交換,採血・穿刺
金丸 亜佑美
1
1公益財団法人東京都保健医療公社 多摩南部地域病院 感染対策部門 感染管理担当看護師長 感染管理特定認定看護師
pp.190-195
発行日 2020年7月15日
Published Date 2020/7/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000135
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はじめに
手指衛生は,医療関連感染を防止するために最も重要な感染対策といえる。“手をきれいにする” こと自体は誰しも幼少期より教育を受け,日々行えていることである。しかし,医療行為・看護行為の中に組み込み,効果的なタイミングを意識して実践するとなると途端に複雑さと困難さを生じ,自己流のタイミングと方法となり有効な感染防止につながっていない場面をみかける。
「点滴交換・ドレッシング交換,採血・穿刺」では,どのタイミングで手指衛生を行うことが良いのか,考え方を含め解説をし,後半では多摩南部地域病院(当院)で行っている手指衛生のタイミングに関する研修内容とその方法についても紹介する。
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