ひとやすみ・121
名刺交換
中川 国利
1
1宮城県赤十字血液センター
pp.145
発行日 2015年2月20日
Published Date 2015/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210636
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- 文献概要
名刺には名前を始めとして,肩書き,住所,電話やファクス番号,メールアドレス,さらには所属組織のシンボルマークや標語などが記載されている.また似顔絵や趣味なども記載し,個性を強調した名刺もある.外科医として勤務していた時代,MRさんや患者さんから名刺をいただくことはあっても,自分から名刺を差し出す習慣はなかった.ただ副院長として赤十字本社などを訪問する際にのみ必要で,任命時に200枚の名刺を生まれて初めて支給された.しかし6年間の任期中に名刺交換した機会は少なく,使い切ることなく多くが残った.
血液センターに所長として異動し,名刺を500枚支給された.着任挨拶として,赤十字関係者を始め,県市町村,企業,学校など,献血に協力してくれる諸団体を訪ねた.また献血運動を推進するため,今までは参加したこともない同窓会や祭りなどにも積極的に顔を出した.そのたびに名刺を交換し,支給されたすべての名刺を3か月間で渡し終えた.そこで急遽800枚の名刺を追加発注した.
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