特集 救急でも抜かりなく 感染対策エマージェンシー
救急医療における感染対策の基本 曝露リスクと曝露予防策 救急現場における職業感染の現状を踏まえて
李 宗子
1
1職業感染制御研究会
キーワード:
AIDS
,
肝炎-B型
,
機器と資材用品
,
病院救急医療サービス
,
B型肝炎抗体
,
疾病の発生
,
職業性曝露
,
集団サーベイランス
,
創傷と損傷
,
体液
,
血液媒介病原体
,
注射針刺傷
Keyword:
Acquired Immunodeficiency Syndrome
,
Body Fluids
,
Disease Outbreaks
,
Equipment and Supplies
,
Emergency Service, Hospital
,
Hepatitis B
,
Hepatitis B Antibodies
,
Population Surveillance
,
Wounds and Injuries
,
Needlestick Injuries
,
Occupational Exposure
,
Blood-Borne Pathogens
pp.34-39
発行日 2018年1月15日
Published Date 2018/1/15
DOI https://doi.org/10.34426/J04878.2018135922
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はじめに
施設内における救急現場は,その緊急性や侵襲的な検査・処置の頻度から,感染性が不明な血液・体液による曝露リスクが非常に高く,スタンダードプリコーション(標準予防策)の確実な実践が基本となり,鋭利な器材を取り扱う場合の針刺し・切創予防のスキルも重要となる。 本稿では,まず血液・体液曝露予防の基本を述べ,更に日本における救急部門での針刺し・切創の現状を知り,どのような対応策をとっていくべきか提案する。
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