特集 ウイルス肝炎アップデート
B型・C型肝炎の治療と予防 「針刺し事故」の対応
松永 直久
1
1帝京大学医学部附属病院 感染制御部
キーワード:
HIV感染症
,
保健医療従事者
,
肝炎-B型
,
肝炎-C型
,
職業性曝露
,
職業病
,
アルゴリズム
,
医療事故防止
,
医療ミス
,
血液媒介病原体
,
診療ガイドライン
,
注射針刺傷
,
曝露後予防
Keyword:
Medical Errors
,
Hepatitis B
,
Needlestick Injuries
,
Health Personnel
,
Hepatitis C
,
HIV Infections
,
Algorithms
,
Occupational Exposure
,
Blood-Borne Pathogens
,
Practice Guidelines as Topic
,
Occupational Diseases
,
Post-Exposure Prophylaxis
pp.239-242
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020162745
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<Headline>1 医療従事者の入職前のB型肝炎ワクチンの接種と曝露時の曝露部位の洗浄は、血液・体液曝露に関する感染対策において非常に大切である。2 血液・体液曝露において問題となる微生物は、主にB型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)である。3 曝露源(患者など)と曝露者(医療従事者など)における上記ウイルスの感染状況や免疫獲得状況により、対応は異なる。4 血液・体液曝露後の対応は一律に決めきれない部分があり、どのような形で曝露者をフォローしていくべきか、各施設でコンセンサスを得るようにしておく必要がある。
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