特集 ブレイクポイントの臨床応用-3つの基準の上手な使いこなし方
系統別 ブレイクポイントの変化動向と臨床応用のポイント カルバペネム系薬
平松 和史
1
1大分大学 医学部医療安全管理医学講座
キーワード:
Carbapenems
,
抗細菌剤
,
微生物薬物感受性試験
,
基準値
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Microbial Sensitivity Tests
,
Reference Values
,
Carbapenems
pp.276-282
発行日 2018年12月10日
Published Date 2018/12/10
DOI https://doi.org/10.34426/J03177.2019096193
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一般にブレイクポイントは原因菌のMIC値が、ある薬剤によって臨床的に有効であるかどうかを推測するための数値である。一方で、PK/PD理論に基づいたカルバペネム系薬の投与量や投与回数は、疾患別や重症度によって症例ごとに異なっている。CLSI、EUCAST、日本化学療法学会のブレイクポイントにおいても、こうした投与量や投与回数あるいは疾患別の考え方が取り入れられるようになっているが、それぞれに相違点がある。こうしたブレイクポイントの特徴や限界を理解し、ブレイクポイントを活用することが重要である。
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